カテゴリ:【連載10】ストロング修理編( 12 )

 【レストア特集】

~ストロング発動機の修理⑫~


前回⑪につづき、年代物発動機『ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)』の修理模⑫をご紹介します。


(写真下:ストロングのクランク軸据え付けの作業。)
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(写真下: クランク軸の止め金具は、付属してなかったため、昨年鋳物で製作したものを取り付ける。)
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(写真下:フライス盤にて隅の加工を行う。)
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⑬につづきます。
by kobas2006 | 2015-06-23 12:15 | 【連載10】ストロング修理編
 【レストア特集】

~ストロング発動機の修理⑪~


前回⑩につづき、年代物発動機『ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)』の修理模⑪をご紹介します。


(写真下:アマチューアと磁石の鉄心の接地面にわずかな段差があるので、平らになるように磨いておく。そうすると、磁気の伝わりが良くなる。わずかでも隙間があると、磁気が半減して火花が弱くなるため注意。)
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(写真下:ポイントパーツなども磨き、油類は完全に除去する。)
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(写真下:乾燥器から取りだしたコイルは表面処理する。熱いので常温になってから組み立てる。
。)

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 コイルは軸回しながら巻き込みますが、巻き方向を間違っては正常な火花が出ません。
 あまりきつく巻きすぎると寿命が短くなるため要注意。
 また、安定した巻き線を行うことが重要です。 髪の毛よりも細い線ですが、ボビン巻きの重い電線に、シャフトとうして巻き込んだ線をほどくようにして、切れないように、一定の力で引っ張るようにコイルに巻き込んで行くことがポイントです。 
 なお、巻き線機はコイルが一回転に巻き込む線の直径を幅寄せする装置が必要です。高速で巻き込むので途中乱巻きにならないように注意しましょう。コイルが固定しているマグネトーや、コイルが回転している物はコイルを鉄心に巻き込みますが、修理するものは鉄心に多少錆びがあることが多く、鉄心は磁気が残らない材質でなくては使用出来ません。


次回もストロング発動機の修理⑫に続きます。
by kobas2006 | 2014-09-05 09:02 | 【連載10】ストロング修理編
 【レストア特集】

~ストロング発動機の修理⑩~


久々にブログの更新となり、レストア愛好家の皆様には大変お待たせいたしまして、誠に申し訳ございません!

早速、前回⑨につづき、年代物発動機『ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)』の修理模様⑩をご紹介します。

~箱型マグネトー(WICO製)の修理~

(写真下:ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)に使用されているWICO 箱型マグネトーの内部の様子。これらのコイルの巻きなおしを行い、作動させる。)
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(写真下:マグネトーの骨組みとなっているアルミ板のネジ穴が使用不能状態だったため、新たにアルミ板で骨組みを製作。)
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(写真下:写真のコイルボビンは、二次線に使用し、0.05~0.07ミリ、重量は30kg。一次線は、当工房では0.3~1.0ミリまで用意しており、箱型マグネトーの場合は一次線に0.8ミリを使用。)
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(写真下:一次線を200回前後巻く。)
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(写真下:続いて二次線を10,000回前後巻く。)
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(写真下:巻き込んだコイルを絶縁液が入った缶に入れて、中の空気を真空引きして、含侵をする。)
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(写真下:含侵後、乾燥機に入れ、コイルを仕上げる。)
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次回もストロング発動機の修理⑪に続きます。
by kobas2006 | 2014-08-21 08:39 | 【連載10】ストロング修理編
 【レストア特集】

~ストロング発動機の修理⑨~


前回⑧につづき、年代物発動機『ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)』の修理模様⑨をご紹介します。

~ピストンの修理~

(写真下:写真上側は元のピストンとコンロット。写真下側が、今回使用するピストンとコンロット。ピンの加工する。)
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(写真下:ピストンピンの穴を軽くリーマーで削っておく。)
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(写真下:ピストンを加工する。)
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(写真下:ピストンのピン穴が少し大きかったため、ブッシュを作る。)
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(写真下:ピストン径124㍉前のピストンより直径が大きくなり、圧縮も少し増すようになった。)
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(写真下:コンロットのピストンピン入りのブッシュがいるため、軽くリーマーをかける。)
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(写真下2枚:コンロットのブッシュを加工する。軸受けは砲金を使う。)
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(写真下:加工出来たブッシュはガイドを使い、ネジ山が平らなネジで押し込む。)
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(写真下:コンロットのプッシュに、加工したピストンピンを入れてみる。)
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(写真下:ピストンにセットすると、ピシッとはまって軽く回る。)
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(写真下:新品のリングは加工してやきを入れると、切り口が外側にそる傾向があるため、切り口をかるく磨く。)
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(写真下2枚:ピストンにリングを入れて油を付けてライナーにはめてみる。ライナー内を削ってるため、スムーズに入る。)
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 その⑩に続きます。
 残りの修理内容は、クランクを載せること、マグネトーの修理、ヘットのセットです。
by kobas2006 | 2014-02-25 17:22 | 【連載10】ストロング修理編
 【レストア特集】

~ストロング発動機の修理⑧~


前回⑦につづき、年代物発動機『ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)』の修理模様⑧をご紹介します。

~カムギァーとガバナー装着~

(写真下:ガバナーシャフト作りの模様。)
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(写真下:ガバナーギァーの元に付けるブラケットを作る。)
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(写真下:ガバナー振り子を製作。)
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(写真下:ガバナー部品を製作。)
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(写真下:出来上がった部品等をシャフトに組み込む。もともと付いていたガバナーは錆びで、使用できない。)
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(写真下:シャフトに油を注いで本体に組み込み、歯車を手で回してみると、あたりも良く、ガタがなく、軽く回る。)
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(写真下:外側の状態。)
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 その⑨へ続きます。
by kobas2006 | 2014-02-07 09:08 | 【連載10】ストロング修理編
 【レストア特集】

~ストロング発動機の修理⑦~


前回⑥につづき、年代物発動機『ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)』の修理模様⑦をご紹介します。

(写真下:ピンとローラーは、かなり錆びていたため、作り直す。)
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(写真下:本体にセットしたところ。)
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(写真下:ギァーにセットしてあるカム部分。)
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(写真下:当初ギァーとカムの一体型を試作したが、作業が手間取ったため、カムとシャフトを一体にし、ギァーを組み上げる方法を取った。)
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(写真下:オリジナルとほぼ同様になる。)
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 次回に続きます。
by kobas2006 | 2014-01-22 13:47 | 【連載10】ストロング修理編
 【レストア特集】

~ストロング発動機の修理⑥~


前回⑤につづき、年代物発動機『ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)』の修理模様⑥をご紹介します。

 本体のライナーを整備します。
(写真下:一旦本体を木台に載せる。ライナーの錆び(ぶつぶつ状態)がひどいので、スタットボルトを外し、再び木台を外し、ライナーを削る準備をする。)
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(写真下:表面を薄く削る作業を開始。)
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(写真下:後ろ側の錆びがひどく、何度が削ったのち、前側の圧縮出来る位置が良ければ良いと考え、思い切って2㍉削り込む。)
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(写真下:2㍉削った状態。ガスケットのあたり面も少し削る。)
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(写真下:ヘット面も少し削り、バルブを組み立てた状態。)
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 その⑦に続きます。
by kobas2006 | 2014-01-11 14:29 | 【連載10】ストロング修理編
 【レストア特集】

~ストロング発動機の修理⑤~


前回①②③④につづき、年代物発動機『ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)』の修理模様⑤をご紹介します。

(写真下:部品を組み付ける前に、本体の錆びを落とす作業が必要。)
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(写真下:すべてのパーツを一旦外す。)
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(写真下:この部分は層状に錆び付いているため、ジェトタガネを使用して落とす。)
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(写真下:このように表面上の錆びは多いが、鋳物の内部までは錆びは浸透していない。)
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(写真下:底の部分の錆びを落とす。)
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(写真下:続いて横側と上側の錆びを落とす。随分さっぱりした様子。)
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その⑥に続きます。
by kobas2006 | 2013-12-29 09:42 | 【連載10】ストロング修理編
 【レストア特集】

~ストロング発動機の修理④~


前回①②③につづき、年代物発動機『ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)』の修理模様④をご紹介します。

(写真下:ヘットの整備バルブの軸穴をリーマーで修正する。)
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(写真下:修正した穴の径に合わせてバルブを制作する。)
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(写真下:制作したバルブをヘットにさし込んで専用の粉で磨り合わせをする。)
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(写真下:ポイントは、短時間で作業を終わらせる事こと。磨って、粉を付けてまた磨る。ヘットのプラグさし込みネジ穴が良くないからテーパーネジ立てをしておく。)
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(写真下:このタイプのストロングは燃料がキャブに行くまでに温めてとうすようになっている。)
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(写真下:取り付けのニップルが折れているので、¼PSのネジ穴を立てておく。キャブの取り付け穴も、5/16ネジ穴を立てて面の錆びを取り除いておく。)
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(写真下:磨り合わせしたバルブに油を付けてさし込み、スプリングを入れて止め金具でセットする。)
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その⑤に続きます。
by kobas2006 | 2013-11-14 11:17 | 【連載10】ストロング修理編
 【レストア特集】

~ストロング発動機の修理③~


前回①②につづき、年代物発動機『ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)』の修理模様③をご紹介します。

(写真下:ピストンは使えない状態だったので、鋳物で新たに製造しました。)
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(写真下:コンロットも完全に錆びて、一部破損している状態だったため、鋳物で作り直しました。)
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(写真下:歯車も錆びで一部欠けています。今回、ギヤー、シャフト、カムも新しく作る予定です。)
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 まだまだ続きます!
by kobas2006 | 2013-09-18 21:42 | 【連載10】ストロング修理編

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by kobas2006