カテゴリ:【連載8】フェアバンクス( 4 )

  【KOBAS「コイル巻線機」特集】

          アメリカ・フェアバンクス社製マグネトーの修理
              ④含侵・組立・ポイント修理


 当工房では、2008年12月に完成したKOBASオリジナル「コイル巻線機」を利用して、これまでに、当工房ミニチュア石油発動機KOBAS用コイル(連載1)のほか、年代物・実機の石油発動機の『回転マグネトー』(連載2)、『箱型マグネトー』 (連載3)、『特殊な回転マグネトー(澤藤BS-1)』(連載4)、『特殊な回転マグネトーPart.2(「澤藤マグネトーLS-B-1型)』(連載6)、『特殊な回転マグネトーPart.3(トキワ発動機縦型「ホイールマグネトー」)』(連載7) の修理について、ご紹介して参りました。
 今回は、アメリカ・フェアバンクス社製マグネトーの修理について、前回①・②・③に続いて、ご紹介いたします。



~FAIRBANKS マグネトータイプ-R-アマチュアのコイル含侵~

(写真下:巻き終わって仕上げ済みのコイルを含侵する。3時間~5時間。その後、乾燥機に入れ、約100度で24時間乾燥する。)
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(写真下2枚:組立の模様。解体時、両側のカシメを切り取ったため、組み立ての際、新しいインチネジを切り、マイナスビスで四ヵ所止める。)
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~FAIRBANKS マグネトータイプ-R-アマチュア ポイント修理~

 今回、このフェアーバンクス社製のマグネトーは、ポイントが非常に傷んでいました。これより、ポイントを修理します。
(写真下:古い接点を破棄して修理した状態。写真下側が新品の接点(タングステン)。接点上部をネジビスに付ける。)
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(写真下:タングステンの接点を付けたネジビス。接点の接触を調整して、出来上がり。)

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(写真下:参考までに、フェアーバンクスと澤藤BS-1のアマチュアコイルの大きさを比較。)
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~FAIRBANKS マグネトータイプ-R-アマチュア テスト・完成~

(写真下:アマチュアコイルのコンタクトブレーカーを組み上げた状態。)
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(写真下:馬蹄形磁石を着磁し、テスターにて磁力を確認しているところ。)
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(写真下:組立に入る前に、ビス類のインチネジ等は、予備を準備。)
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(写真下:火花テストの様子。辺りを暗くして、写真撮りする。ポイントの接点を交換したことで、強力な火花を確認。火花は、青白~白に近い方が、良好な火花といえる。)
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(写真下:アマチュアコイルを本体にセットしてマグネトーとして完成。)
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 以上でフェアバンクスマグネトー修理のご紹介を終わります。
 また、次回の連載をお楽しみに~!


 上記に関するご質問や、マグネトー修理、発動機の修理に関するお問い合わせ、ご依頼は、当工房エンジニア森下泰伸(直通メール)まで。
 お待ちしております! 

by kobas2006 | 2011-03-07 18:16 | 【連載8】フェアバンクス
  【KOBAS「コイル巻線機」特集】

  ~アメリカ・フェアバンクス社製マグネトーの修理 ③コイルを巻く~


 当工房では、2008年12月に完成したKOBASオリジナル「コイル巻線機」を利用して、これまでに、当工房ミニチュア石油発動機KOBAS用コイル(連載1)のほか、年代物・実機の石油発動機の『回転マグネトー』(連載2)、『箱型マグネトー』 (連載3)、『特殊な回転マグネトー(澤藤BS-1)』(連載4)、『特殊な回転マグネトーPart.2(「澤藤マグネトーLS-B-1型)』(連載6)、『特殊な回転マグネトーPart.3(トキワ発動機縦型「ホイールマグネトー」)』(連載7) の修理について、ご紹介して参りました。
 今回は、アメリカ・フェアバンクス社製マグネトーの修理について、前回①・②に続いて、ご紹介いたします。



~FAIRBANKS マグネトータイプ-R-アマチュアのコイルを巻く~

(写真下:コイルを巻く準備。新品コイルを横置きにし、ねじれないように引き抜き、そのままマグネトーコイルボビンに巻きつけらるようにする。)
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(写真下:コイルのエナメル線に曲がり、ねじれ、引っ張りすぎなどで、極端なストレスを与えないように注意が必要。巻線に、ひどく曲がったところや傷などがあった場合は切り捨てる。)
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(写真下:ボビンに絶縁紙を付け、巻き込み準備完了。)
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(写真下:コイルの巻き込みを開始し、一次線を5段巻き込んだところ。)
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(写真下:コイル線がかさらないように注意。二次線を一万回巻きつけるまでは休憩ができない。)
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(写真下:コイルを巻き終わり、最終線を出して表面処理した状態。その後、含侵を行い、完成となる。)
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 最後にアメリカ・フェアバンクス社製マグネトー各部の名称を、確認いたしましょう。
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 まだ、続きがあります! 次回をお楽しみに~。
by kobas2006 | 2011-02-04 10:43 | 【連載8】フェアバンクス
  【KOBAS「コイル巻線機」特集】

  ~アメリカ・フェアバンクス社製マグネトーの修理 ②コイルの解体~

 当工房では、2008年12月に完成したKOBASオリジナル「コイル巻線機」を利用して、これまでに、当工房ミニチュア石油発動機KOBAS用コイル(連載1)のほか、年代物・実機の石油発動機の『回転マグネトー』(連載2)、『箱型マグネトー』 (連載3)、『特殊な回転マグネトー(澤藤BS-1)』(連載4)、『特殊な回転マグネトーPart.2(「澤藤マグネトーLS-B-1型)』(連載6)、『特殊な回転マグネトーPart.3(トキワ発動機縦型「ホイールマグネトー」)』(連載7) の修理について、ご紹介して参りました。
 今回は、アメリカ・フェアバンクス社製マグネトーの修理について、前回①に続いて、ご紹介いたします。



~FAIRBANKS マグネトータイプ-R-アマチュアの解体作業~

(写真下2枚:アメリカ・フェアバンクス社製マグネトー、解体開始。)
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(写真下:このマグネトーは、上下ビス止めでなく完全にロックされているため、ボール盤のキリで切り取って外す。コイル本体にインチネジを切り、組み立て時にはマイナスインチネジで組み上げる予定。内部のコイルはかなり劣化している状態。)
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(写真下:二次線コイルをばっさり切って解体完了。銅線特有の緑青カビは発生していないが、コイルの劣化のために、絶縁が非常に悪い。)
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(写真下:鉄心に少し錆びが見受けられる。鉄心を綺麗に掃除してボビンを作り、絶縁紙を巻いた後、一次線を巻く作業に入っていく。)
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 つづきは、その③をお楽しみに~!
by kobas2006 | 2011-01-25 18:45 | 【連載8】フェアバンクス
(写真下:箱型・回転型・馬蹄型日本製・アメリカ製・低圧マグネトー・フライホィール型等マグネトーの一覧。発動機用マグネトーは、製造メーカーや機種により様々な形状や種類がある。)
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  【KOBAS「コイル巻線機」特集】

      ~アメリカ・フェアバンクス社製マグネトーの修理 ①~

 当工房では、2008年12月に完成したKOBASオリジナル「コイル巻線機」を利用して、これまでに、当工房ミニチュア石油発動機KOBAS用コイル(連載1)のほか、年代物・実機の石油発動機の『回転マグネトー』(連載2)、『箱型マグネトー』 (連載3)、『特殊な回転マグネトー(澤藤BS-1)』(連載4)、『特殊な回転マグネトーPart.2(「澤藤マグネトーLS-B-1型)』(連載6)、『特殊な回転マグネトーPart.3(トキワ発動機縦型「ホイールマグネトー」)』(連載7) の修理について、ご紹介して参りました。
 今回は、アメリカ・フェアバンクス社製マグネトーの修理について、ご紹介いたします。


(写真下:アメリカ・フェアバンクス社製マグネトーの銘。)
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 今回は、アメリカ製ゼット発動機に付いていたフェアバンクスのアマチュア
と澤藤マグネトーLS-B-1(タイプ)のマグネトーを比較しながら、修理過程をご紹介していきましょう。

(写真下:アメリカ・フェアバンクス社製マグネトー(後方)と澤藤マグネトーBS-1(手前)。フェアバンクスのアマチュアは、澤藤マグネトーBS-1よりも若干直径が大きい。)
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(写真下:フェアバンクスのアマチュア。上下の止めは、スクリュウビスではなくカシメ。アメリカ製マグネトーでは典型ですが、完全に止めてあるので、解体には非常に時間がかかる、少々厄介なアマチュア。)
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(写真下:フェアバンクスのアマチュア(手前)コイルは、グリスがコイルに浸透し、かなり劣化している。オリジナルではなく、過去に一度巻き直しされたコイルのようだ。)
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(写真下:こちらは澤藤マグネトーBS-1のコイル。澤藤は愛好者では人気のあるマグネトー。)
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(写真下:フェアバンクスのアマチュアで、上下の真鍮を分解するには、止めてあるスクリュービスのマイナス頭をなめないよう、充分注意が必要。)
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 つづきは、②をお楽しみに~!







  
by kobas2006 | 2011-01-13 11:19 | 【連載8】フェアバンクス

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by kobas2006