~珍しいクボタ發動機(石油発動機)をご紹介~


         ~珍しいクボタ發動機(石油発動機)をご紹介~

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             (写真上:クボタ發動機(大正10年))

 ご覧の写真は とても珍しいクボタ發動機です。

 これは、大正11年に製造販売が開始された一号機より前に作られた古典的機種で、同機種の現存は、極めて少ないと思われます。クランクカバーは、割れてありませんでした。
 保存状態が大変良く、錆等はありません。

 大正時代に作られたクボタ發動機のマフラーは、止めのビスが出目金のように張り出しているのが特徴で、純正品であるか否かを見極められます。

 本機種にはキャブレターらしきものはなく、燃料を直接吸い込む仕様で、ロッカアームが曲がっているのが特徴です。
 この曲がったロッカーアームは、一号機からスマートな一直線型に変わります。

 ホッパーに『販売店杉山商店』と書かれたプレートがあり、このプレートはF型クラスまで、昭和初期頃の機種に付けられています。

 当初、クボタ發動機は、販売店であった杉山商店(当時)の勧めで、アルファー發動機(アメリカ)をモデルとして製造されたため、初期型発動機となる本機種には、アルファー發動機に似通った特徴がいくつか見受けられます。

 ホイールにクボタ独自のガバナーが付いています。
 写真では見えにくいのですが、ガバナーからの連結シャフトがキャブ横まで付いて、その横にプッシュロットがあります。
 
 マグネトーは、ボッシュ製(アメリカ)です。
 当時は、まだ国産マグネトーがなく、輸入品マグネトーが使用されました。

 後に出た「澤藤マグネトー」には、ボッシュ製マグネトーに似たものがありますが、これに使用されているコイルは、巻き換えが難しいと言われています。

 次は、このコイル巻きに挑戦致します!
 お楽しみに!

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