2009年 01月 06日
【特集】KOBASオリジナル・専用 『コイル巻き線機』完成!その③
【祝!完成 KOBAS製「コイル巻き線機」特集 その③】
~石油発動機・KOBASマグネトー用~
(前回からのつづき。)
(写真下:一次コイル線四段目の巻き始め。一段コイル線を巻くごとに、「ニスを塗り、絶縁紙を巻き、次段のコイルを巻く」、という作業を繰り返します。)

ミニチュア石油発動機『KOBAS1/4スケール』の場合、 一次コイル線は「四段」まで巻きます。
(参考までに、実機の石油発動機に取り付けられる回転マグネトー用では、一次コイル線が「四段巻き」や「五段巻き」のものもありますが、コイル線の太さと巻数により、着火時の火花が強くなり過ぎて、マグネトーのポイントが焼けてしまうことがありますので、注意が必要です。)
(写真下:コイル線を一段巻き終わる毎に、切り替えレバーで、反転させる。)

ここで、ミニチュア石油発動機『KOBAS1/4スケール』用コイルの二次線用テンションを詳しくご説明致します。
(写真下:二次コイル線用テンション。
KOBASオリジナル「コイル巻き機」は、卓上型のコンパクト仕様で、コイル線を巻いてあるリールを横にし、小型ベアリング入りのシャフトへ通して、軽く回るように設計されている。
後ろ側に回るリールは、フリー回転しないように、レバーで制御。)

(写真下:二次コイル線がリールから上方に上がり、ぶら下がりテンションを通した後、再度下方にテンションを通過させ、コイル軸に行く仕組み。)

(写真下:上記拡大写真。)

(写真下:コイル線送り用のローラには、3ミリのベアリングが付いており、送りは大変スムーズ。)

いよいよ、二次コイル線を巻き始めます。
(写真下:KOBASオリジナル「コイル巻き線機」の歯車を、ミニチュア石油発動機『KOBAS1/4スケール』二次コイル線用(0.05㎜)に切り替える。幅寄せは、自動切換え。)

(写真下:一次コイル線と二次コイル線を半田メッキで処理後、ニスを塗り、絶縁紙を巻き、二次コイル線を巻き始める。)

(写真下:二次コイル線の巻きはじめ。)

(写真下:二次コイル線を10段巻いたところ。二次線は、両端に少し空きを残して巻く。テンションが良く利いて、二次線は切れることなく順調に巻き上げられる。)

(写真下:完成したコイル。ミニチュア石油発動機『KOBAS1/4スケール』用コイルは、二次コイル線の目安が、「14000段」巻き。所要時間は、コイル一列を巻くのに約1分10~20秒、絶縁紙を巻きつけるのに約1分10~20秒ほど。)

つづきは、次回「その④コイル含侵編」をお楽しみに~!