2008年 09月 29日
【報告】 (社)日本機械学会技術と社会部門・講演会~論文発表~2008.9.20
(社)日本機械学会・技術と社会部門講演会にて論文発表
『動態保存されている定置式木炭ガス機関』
-小林式ガス発生機と吸入ガス発動機ー
発動機を愛する皆様、たくさんのご協力とご声援を頂きまして、
本当にありうがとうございました!
去る2008年9月20日(土)、
心配しました前日の台風も横にそれ、西日本工業大学にて開催されました、
(社)日本機械学会技術と社会部門の講演会において、
昭和初期の産業遺産
『小林式木炭ガス発生機』と『小林式木炭ガス発動機』の
仕組みや構造、歴史的役割等について、
無事、論文発表を終了いたしました!
(写真下:台風が横にそれ、晴れ間の中、すぐ横の小倉城が大変美しく見えました。)
今回は、前回の今年3月、初めて発表した学会論文、
『発動機づくりの老舗・小林兄弟鐵工所の歴史』のときより、
緊張も少なく、制限時間内に論文も発表し終え、
事前に、勉強した甲斐あって、
その後の質問にもスムーズに答えることができ、
終了後、共同研究者の池森教授にも、
『前回の発表を上回る出来で、深化と進歩してましたよ。』と
お褒めの言葉を頂き、とても安心しました。
(写真下:『小林式木炭ガス発生機』の仕組みを説明している、プレゼンテーション中の私。)
もうこの世にいない、
信心の深かった祖父や父たちが、
決して物資の豊かでなかった大正から昭和初期に、
苦労と工夫を重ねて開発した機械が、
一時でも、広く世の中に役立ったことが、
いま、再び、産業遺産として、
現代の私どもに力を与えてくれ、
また、学会という晴れ舞台で、
ご紹介させて頂く機会をも与えられたのだと思います。
帰宅後、仏壇の前で手を合わせ、
先祖に報告し、感謝するとともに、
きっと先祖も喜んでくれているに違いないと、
私には信じられました。
共同研究者の方々、
発動機遺産保存研究会の皆様、
機械学会関係者の皆様、
機械の専門知識に乏しい私に
さまざまなお力添えを頂きまして、
本当にありがとうございました。
(写真下:学会の準備を行う、西日本工業大学工学部の学生の方々。ありがとうございました!)
次回、3回目の学会論文発表の予定は未定ですが、
私はこれからも、
気力・体力の続く限り、楽しく、
多方面に活動していこうと思います。
小林発動機模型工房の事業、
そこから生まれた地元活動、
発動機遺産保存研究会の活動、
女性発動機愛好家としての活動、
パンフラワー講師としての活動などなど・・・
こうした活動を通じて得られた、
皆様方との出会いこそ、宝です。
これからも、引き続きまして、
宜しくお願い申し上げます!!