2008年 01月 17日
【予告】 (社)日本機械学会『小林兄弟鐵工所の歴史』研究調査発表~九州支部総会・講演会~2008.3.19
(社)日本機械学会にて論文発表
『発動機づくりの老舗・小林兄弟鐵工所の歴史』
来る2008年3月19日(水)、九州大学にて開催されます、
(社)日本機械学会九州支部第61回総会・講演会において、
『発動機づくりの老舗・小林兄弟鐵工所の歴史』を論文発表します。
これは、西日本工業大学機械システム工学科池森寛教授と
上田伸幸研究員、そして私を含め、3名の共同研究として発表され、不肖私がプレゼンテーションを担当する予定です。
これまでの調査で、私も初めて知る事実と発見が、いくつもありました。
それらを含め、明らかとなった「小林兄弟鐵工所の歴史」と、
初期機から最終機までの小林式発動機の変遷、
さらに現在の小林家の取り組みまでを、
精一杯ご報告しますので、
ぜひ、たくさんの方々のお越しを、お待ちしております!
【学会開催要項】
名 称 社団法人日本機械学会
九州支部第61回総会・講演会
開催日 2008年3月19日(水)
学術講演 15:10~16:40
・4番目に発表
(10分間の講演後5分間討論)
会 場 九州大学 伊都キャンパス
(福岡市西区元岡744番地)
~調査研究のはじまり~
私たちの共同研究は、2006年2月、私が田舎の古い蔵の中から、埃にまみれた大量の小林兄弟鐵工所の発動機づくりの遺品を発見したことに始まります。
大正から昭和の最盛期に使用された「小林式発動機」の資料、本体鋳造に使用された大きな木型など、昭和33年に発動機工場が閉鎖されて以降、46年間も手付かずの状態で保管されていたのです。
(写真下: 古い蔵から発見された、「小林式発動機」本体鋳造用木型。2006年3月。)

(写真下: 部品倉庫となっていた蔵を整理している模様。手前が私。後方に見える西日本工業大学の上田伸幸研究員と、NPO法人発動機遺産保存研究会の森下泰伸氏、それに私の従弟が、手伝ってくださいました。埃の山を前に、みなマスクをしています。2006年3月。)

(写真下: 蔵から持ち出した資料を森下氏のトラックへ積み込み、西日本工業大学へ運びました。2006年3月。)

保存状態の良くないものも多くあったなか、池森教授、上田研究員をはじめとする研究室の方々のご努力で資料の調査が行われ、また森下氏には数々の貴重なご助言をいただきました。
そして、ご支援いただいた多くの皆様方へも合わせまして、心から感謝いたします。