お台場「回して楽しむ!懐かしき発動機(エンジン)展」  大成功!!ご報告②~小林式発動機編~


 NHK番組『熱中時間』の取材を受ける!
 2006年11月25日(土)・26日(日)お台場展開催両日とも、NHK番組『熱中時間』の取材があり、私も26日(日)インタビューされました!
(写真下:小林式木炭瓦斯機関の前にてインタビューされる私。手前の赤い帽子を被っている方が所有者の杉山清氏)
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 インタビューの内容は、小林式木炭瓦斯発動機についてで、私の祖父と父たちが開発し製造した点と、この発動機はほかの発動機と違ってガスを燃料に動く点について、コメントしました。
(写真下:小林式木炭瓦斯機関の後斜上方からの全景)
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 小林式木炭瓦斯機関の仕組み 

 ここで、私のシンポジウムをご覧いただいた方にも、そうでない方にも、ちょっと賢くなる、エコロジーなエネルギープラント&エンジン、当時「農林省補助金付」の性能を誇った、小林兄弟鐵工所の主力製品『小林式木炭瓦斯機関』の仕組みについて、簡単にご説明いたします~!

 まず、下の写真が、木炭ガス発生機です。ここで発生させたガスを燃料として送り込み、発動機を動かします。
 
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 左側がガス発生炉で、上の給炭口から木炭を入れます。そして、内部で木炭を不完全燃焼させてガスを発生させ、そのガスは中央のガス通管を通って、右側の冷却清浄器へ送りこまれる仕組みです。
 右側の冷却清浄器上にある青いタンクには清水を常に貯蔵しておき、この水は三箇所(左のガス発生炉の底部、真下の冷却清浄器内、発動機のシリンダー冷却水)に送り込まれるようになっています。
(写真下:所有者の杉山さんが木炭を補給しているところ)
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(写真下:使用されている木炭。)
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  そして、右側の冷却清浄器で、濃縮され熱量が高くなったガスは、今度はゴム製のガス通管を通って、ガス専用に開発された小林式木炭ガス発動機へと送られて、大変効率よく理想的にエンジンが動きます。
(写真下:小林式木炭瓦斯発動機12馬力。左上のホースが、ゴム製のガス通管)
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 下の画像は、洋蹄丸の船内でパネル展示していただきました、我が家「小林兄弟鐵工所」が当時作成した、「小林式木炭瓦斯発動機」のカタログの表紙です。これに記載されている「自給自足」、「自力更生」などの標語を見ると、当時の時代背景がわかりますね。また、この絵をご覧いただきますと、当時の製材所での発動機の使用方法も、よくわかります。
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 この木炭ガス機関は、発動機と共に昭和30年前後に産業機械として終焉を迎えますが、現在、地球温暖化防止の一策として、木質バイオマス分野で再評価されています。木質バイオマスは、二酸化炭素がゼロ換算されるエコエネルギー資源です。木質をガス化させてエンジンへ送り発電させる装置が、現在開発されています。 とても素晴しいことで、本当に嬉しいです。
                  
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 私共が復元してお台場へ持参した小林式発動機12馬力も、もともとは小林式木炭ガス発生機とセットだった、ガス専用発動機でした。それを石油発動機に改造したものです。ですので、再び簡単にガス式に転換できるようになっています。
(写真下:私の従兄弟所有の小林式発動機12馬力 昭和24年製)
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 従兄弟と二人で始動の練習をした甲斐があり、無事、運転させることができました~。
 みなさまの応援ありがとうございます!

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2006’お台場展・統括本部の方々

 そして、下の写真、私の後方にいらっしゃる方々は、お台場展の統括本部、「発動機の生き字引」の方々です。パチパチパチ~!
(左から:産業考古学会会長の川上先生、愛好家(の域を超えている)森下氏、西日本工業大学の池森教授)
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本当に、本当に、ありがとうございました!!

(私のブログでは、まだお台場の報告が続きます~!)
 
by kobas2006 | 2006-11-29 20:40 | 【特集】06'お台場展報告

小林喜久子【コバスモデルエンジニアリング代表】元発動機専門メーカーの女性直系子孫が石油発動機エンジン模型を製造販売 


by kobas2006