2011年 09月 30日
【レポート】ダイハツディーゼル史料館の見学 2011.9.16
ダイハツディーゼル史料館を見学
2011.9.16.
去る2011年9月16日(金)、ディーゼル機関の製造で、歴史と実績ある『ダイハツディーゼル株式会社』守山事業所を訪れ、『ダイハツディーゼル史料館』を見学する機会がありました。
レトロエンジン好きには、かなり魅力的な史料館で、とても感動しましたので一部をご紹介いたします。
(写真下:ダイハツディーゼル史料館)
私が一番惹かれたのは、大正2年に製造された巨大な『吸入瓦斯発動機』。
当時32台製造されたうちの、貴重な一台です。
(E-B8型、25馬力、フライホイール径2.000㍉、全長2740㍉)
鹿児島県下で製材に使用され、引退後、昭和51年に製造元であるダイハツ社に里帰りし、展示されています。
ちなみに、同時に持ち帰られた『鋸屑ガス発生機』があったのですが、別社製だったため処分されたそうで残念です。
(写真下5枚:発動機製造(株)製吸入瓦斯発動機E-B8型25馬力(大正2年)。フライホイール径2.000㍉、全長2740㍉。)
すばらしいですね~。
製造当時の会社名は「発動機製造株式会社」(明治40年創業)。
草創期にイギリスのラストン社から輸入した『吸入瓦斯エンジン』を参考に、明治40年最初の6馬力を製造。 その後は、6馬力から30馬力までの標準タイプのほか、工場やポンプ場用に100馬力以上を製造した実績があります。
現在の「ダイハツ」社名の由来は、創業地大阪の大(ダイ)と発動機の発(ハツ)から、1951年改名されたものだそうです。