【レストア特集】

       澤藤マグネトーDS-A1マグネトー修理編


(写真下:今回修理する澤藤マグネトーDS-A1タイプ
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(写真下:アルミケースも腐食がみられる状況です
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(写真下:マグネトー本体を解体ばらしたところです。各部品のアルミ製には腐食が見られます。まず各部分を掃除し、傷んだところは補修して、ビス穴タップ立てを直していきます。
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(写真下:コイル解体したところ。長年の劣化でかなり腐食が進んでおり、コイルの銅線の劣化も見られます。

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(写真下:コイルを巻き直します。
一次線巻き始めは07を使用します。

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(写真下:次に二次線を巻き込みます

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(写真下:二次線は、最終中程で巻き終わりにします。)
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(写真下:
コイルを巻き終わり、外側を仕上げるたところ。

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(写真下:巻き終わったコイルを12時間程度含浸します。)
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(写真下:コイルの含浸が終わると、次に乾燥機にかけます。)

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(写真下:次の作業として、本体のビス穴が錆びて痛んでいる状況なので、タップ立てを修正します。)
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(写真下:次に、磁石の軸ローターの受け台を本体に差し込みます。磁石の軸ローターのベアリングは掃除し、グリスを付けて差し込みます。

磁石の軸ローターは、N/Sを着磁しておきます。)

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(写真下:コンタクト周辺のメンテナンスを行い、長年の腐食による錆など取り除きます。また、電気の通り道となる部分の油は取り除きます。次に、コンデンサーを交換します。)
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(写真下:マグネトー軸コンタクト側のベアリング受けカバーを取り付けます。)

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(写真下2枚:自作の火花テスト機を使用して、コイルの火花テストをします。良好な火花を確認。)
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(写真下:マグネトー本体にコイルを装着します。)

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(写真下:これでレストア後の組立が終わり、完成です。)
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# by kobas2006 | 2023-02-17 11:28 | 【マグネトー修理偏】澤藤マグネトー

船舶用焼玉エンジン復元の紹介 3


(写真下:今回整備関係はほぼ終わったが、噴射ポンプ関係を再度整備して取り付ける。午前中は部品取り付け、午後からは手動では少し重いこともあり、安全を考えてディゼルエンジンで友回しして始動する。30分ぐらい回して、止めて、点検して、また回してを繰り返す。

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(写真下2枚:最終2日目も、時間を長く回すよう、午前・午後とも、約30分から40分ぐらいの間隔で、7回まわした。一度回して、止めて、水漏れ確認、オイル漏れの点検、クランクのオイル抜きなどして、また回してを繰り返す。3日目も30分から40分ぐらいの間隔で4回繰り返し、会社の社員の方が二名、最初から手順どおりに行えるよう練習された。

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(写真下:4日目は、午前・午後とも、社員二名の方が最初の始動手順から停止まで手順よくこなされた。今日も約30分から40分ぐらいの間隔で回し、一度止めるごとに冷却水の点検とヘット周りだけ水を抜いて、オイル関係も点検し、クランク室のオイルを抜き取りなどの点検をして、また回してと、これを4回繰り返した。焼玉式エンジンも次第に滑らかに回るまでになり、低速間も良くなった。船舶用焼玉式エンジンとして優秀な一台でしょう。


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【 寄 稿 】 
 この度、船舶用焼玉エンジン復元のご依頼人様よりご寄稿を頂戴いたしました。拝謝してご紹介致します。

焼玉発動機の思い出

㈱明石発動機工作所顧問 金井 清

                        2021年10月20日


 100年前から明石港の西側、船町、東戎町と呼ばれた地区は焼玉発動機の工場がたくさんできました。大正3年明石の木下鐵工所は全国第2の生産高を記録しました。私の祖父はその木下鐵工所で修行し独立しました。明石発祥の活魚運搬船「明石型生船」や機帆船向けの焼玉発動機を作っていました。明石港に着いた機帆船から修理のため発動機を大八車に載せて工場まで運びオーバーホールをします。完成すると再び機帆船に乗せ換え試運転航海となります、幼かった私は試運転航海に同乗させてもらい明石海峡を淡路島まで心地よい船旅を経験しました。

 社内で試運転すると雷鳴のごとく響き渡り近所から苦情が来ていたらしいのです。淡路行の連絡船に乗ってもいつも発動機を眺めていました。昭和36年頃まで作っていましたが以降は産業機械の製作に替えていきました。他の発動機工場はヤンマー、三菱、などの代理店になって行きました。

 この度ご縁があり鳥羽商船高等専門学校にあった単気筒15馬力焼玉発動機を譲っていただきレストアすることになりました。もうとっくに焼玉を触れる職人もいなくなり私も幼いころの思い出しかなく、四国から森下様、山本様に来ていただきご指導いただきました。60年ぶりに心地良い音を聞くことができました。明石型生船と共に焼玉発動機は明石の産業遺産なので動態保存して活用できたらと思っています。



(写真下:明石型生船の進水式昭和16年宗田造船所 

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(写真下:弊社の広告昭和16年漁船発動機年鑑


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# by kobas2006 | 2021-10-24 20:45 | 船舶用焼玉エンジン復元の紹介

船舶用焼玉エンジン復元の紹介 2

焼玉式エンジン復元整備、引き続き9月の整備始めます。

(写真下:エンジンの台が出来上がり取り付けする。上下の鉄板21ミリ、リブ16ミリで作り上げる。

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(写真下:両サイドの台下にエンジンからの油落ちの油受け台も作る。台は厚い鉄板でしっかりしている。この台はホークリフトで持ち上げられるように、横側四ヶ所にフックかけの穴を開けてユニックでも吊込みが出来るようにした。

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(写真下:焼玉のヘットと上ノズル受け台とジャケット部にガスケットの欠品があり新品に作り替えて取り付ける。

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(写真下:ヨークロッカアームのベッカー付け根に過去溶接痕があり位置ずれがあるためヨークを作り替える。ブッシュは無給油用を使用する。

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(写真下:ヨークロッカアームを焼玉式エンジン本体に取り付ける。


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(写真下:エンジン本体の冷却用ポンプのメンテナンスをする。クラックなど致命傷はないようである。水漏れがあるのでポンプパッキンを少し締め付ける。

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(写真下:ポンプ本体に取り付ける。

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(写真下:エァーダンパーの上側のピストンに給油口のニップル銅パイプ作り替えた。

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(写真下:ピストンにオイル給油口の下エァーダンパーのレバーを作り替えた。

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(写真下:ピストン等各軸に給油する給油器の挿入銅パイプから少し油漏れがあり、給油器をばらして各パイプのハンダ付け直しとパイプ交換などのため取り外した。

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(写真下:取り外した注油器の送油装置中心部はギァーでゆっくり回転して各部に一個ずつ銅管から送油する。取り付けのニップルに油漏れがあり二個取り替える。

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(写真下:ニップルは取り替えてハンダ付け直しする

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(写真下:手動で各部に給油できているか確認する。油漏れがあれば直しながら給油テストする。

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(写真下2枚:冷却水の配管ができて各ジョイントとパイプ類の水漏れを確認する。冷却水を循環するために、ディゼルエンジンでベルトを介して、焼玉エンジン本体のホイールを回し、冷却水を循環し水漏れを確認する。何ヶ所か水漏れを確認する。ヘットノズル口からマフラー側のパイプの付け根の水漏れを直し、マフラー側上部の出口のニップルを直す。

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(写真下:冷却水の点検が終り、燃料タンクがまだ出来ていないので、仮のタンクに重油を入れて燃料噴射を確認する。燃料パイプのニップルからの燃料漏れが、なかなか止まらない。燃料ノズルの噴射状況の確認はしたが、噴射があまりよくない。ディゼルエンジンの噴射状況ではだめである。焼玉エンジンには八の字型に焼玉に噴射するように燃料系を点検する必要がある。焼玉エンジンを滑らかに回るようにする。燃料噴射状況で音も変わるから燃料ポンプの状況に左右される。

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(写真下:とりあえず、冷却水を止めて焼玉をバーナで焼いてみる。焼き時間約5分予熱した。

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(写真下:ディゼルエンジンを始動して、とも回しして燃料を送ると掛かり3度ほど
短い時間回してみる。冷却水を回さずにかかるかどうかのテスト回しを行う。

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(写真下2枚:回した後に燃料系統をバラして再度点検整備し直すことにした。

プランジャーポンプの付け根に少しの燃料漏れがあり、パイプのニップルを作り直した。噴射状況が良くないのでプランジャポンプのメンテナンスする。


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(写真下:ニップルは2個作り直した。噴射のテストを何度か繰り返し、最初よりはかなり良くなった。ディゼルエンジンの噴射状況とは違い、少し弱い感じの噴射状況だ。ただ最初の噴射状況では八の字型に焼玉にあたるような噴射状況でないといけない。中心に噴射また水鉄砲式な噴射では、最初の起動は掛かりにくく、掛かっても回転が高回転になりやすい。焼玉式エンジンを船に載せている状態では負荷が掛かり、最初の回しはじめの噴射状況は、八の字型に焼玉に噴射して、船が前進する状況になっている時期には、噴射はノズルのハンドルを少し開く方向に緩める。そうすると噴射が八の字型から中心に集中するようになる。少し多くの燃料が噴射するようになり、エンジンの回転が高出力になる。ただ、船から陸に揚げて単体で回す状況では負荷が掛からなく、高回転を押さえなければならない。低回転で回すには、ノズルのメンテナンスと噴射ポンプを八の字型に噴射するように整備し直しておくと良い。

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# by kobas2006 | 2021-10-24 20:00 | 船舶用焼玉エンジン復元の紹介
船舶用焼玉エンジン復元の紹介

今回は船舶用焼玉エンジン復元の紹介です。
兵庫県明石市において工場の一角で復元整備することになりました。瀬戸内海に面した港地区、遠方に明石海峡大橋が見えまた古い町並みが残されております。
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2021年7月から船舶用焼玉エンジンの復元整備に取り掛かりました。工場の一角の常磐の上で整備します。

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(写真下:焼玉エンジンは東京都港区の安全自動車製で単気筒 15馬力 回転数500 ピストン径200 ストローク215 製造年 昭和20年1月。解体前の状態。倉庫に何十年保管されていた物で完全に油が切れている。外観は大きな損傷はないように見える。本体の台は木台で間に合わせに付けて物のようなので鉄材で作り換えることにする。)

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(写真下:本体の側面にあるエァーダンパーの動きが悪く、位置ずれも起こしていたため、エァーダンパーを取り外し、シャフトとレバーの摩耗が激しいため作りなおす。エァーダンパーの中央にあるピストンピンへの油の供給部品とパイプが壊れていたため、作り替える。)

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(写真下:ヨークロッカアームのベッカー付け根に、過去に行った溶接の後があるが、外れかかっている状態。鋳物の材質は一度折れたものに後からの溶接はなかなか正確には付けにくい。そこでヨークロッカアーム本体の図面を引いて作り直すこととする。安全自動車工業製の製品で、精巧に出来ている。しかし古いタイプのスエーデンボリンダー製を完全にコピーしたものと思われる。)

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(写真下:プランジャー式燃料ポンプと燃料ノズル。)

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(写真下:各部に油を供給する注油器。古い油が少し残っていたが問題ないようである。)


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(写真下:ヘット部分を取り外す。上から順番にノズルを外し、ノズル取り付け台とヘットを取り外す。大きな致命傷は無いようであるが、取り付けナットが、過去に取り付けた際に六角の角が傷ついたようなのでナットを全て取り換えることにした。)

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(写真下:ピストンの入った本体ジャケットには錆があるものの材質を食い込むほどの痛みはなく大丈夫と判断する。給油器からの銅管の痛みがあるので何本かは交換修理する。)

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(写真下:これは2サイクルのため、クランクで一時圧縮して、ピストンが下降し、一時圧縮空気がシリンダー内に流れ込むという最初に空気が入るエアーバルブなので、ここにゴミがないように清掃しておかないと空気が漏れることになる。)

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(写真下:各パーツ類は外し、給油器からの給油銅管の痛みもあったため、一部取り換える。排気消音機(マフラー)の取り外しをする。外側の穴は冷却水が巡回するようになっている。これによって消音効果もある。)

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(写真下:クレーンを使用して、ピストンを引き抜く。油が切れているため、ピストンの頭に油を注ぎながら、ゆっくり引き抜く。その後ライナー本体の取り外しをする。大きな致命傷はないようである。)

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(写真下:ピストンのリングも油が切れており、ピストンと一体化していたが、時間をかけて取り除き無事きれいに整備ができた。スプリングのついた部品はピストンピンに入れてあり給油器からのピストンピンにオイル給油部品。)

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(写真下:ホイールの付いた下台を木台から外して一度クレーンにて吊り上げて、鉄材で作る台の寸法を計測して台の製作に入る。)

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(写真:組み立て作業に入ります。ピストンリングの清掃にはリングをおらない様に時間をかけて清掃する。ひどい摩耗も無く新品に近いぐらい良い状態。ライナーは少し錆が来ているところをテーパーにて錆を落として組付ける。)

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(写真下:ライナー本体を取り付けして、ピストンをクレーンにて差し込む。2サイクルなので前後の向きを間違えない様にゆっくり差し込みして、ロットをクランクに取り付けする。)

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(写真下:ピストンを差し込んだところで、各部品を取り付ける前に最初下塗りしてつやのない黒色で塗装してみることにした。)

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(写真下:注油器を取り付け、プランジャーポンプも取り付けて、手動にて燃料の噴射状況を確認しておく。ニップル類の取り付けから少しの燃料漏れをなおす。)

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(写真下:ヘット取り付け焼玉部とノズル台ヘット部の各部品を取り付ける。)

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(写真下:消音器マフラーも取り付ける。各部品の合わせパッキンは新品に取り換える。消音器マフラーも艶消し黒色で塗装しジャケット部のニップルは作り換える。)

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# by kobas2006 | 2021-09-05 21:30 | 船舶用焼玉エンジン復元の紹介

小林喜久子【コバスモデルエンジニアリング代表】元発動機専門メーカーの女性直系子孫が石油発動機エンジン模型を製造販売 


by kobas2006