2006年 09月 25日
熊本県阿蘇発動機運転会 ~発動機取材旅行~
晴天に恵まれた秋空の下、雄大な阿蘇の山々に囲まれた竹原牧場で、運転会は開催されました。
約100台の発動機が九州各地、四国高知県から集合していました!(写真下)
集まった愛好家の皆様は、自慢の発動機の調整に余念が無く、熱心に調整して、快適な音を阿蘇の牧場に響かせていました。
この音を聞くと、私もわくわくします!
そこで、さっそく、『女性発動機研究家』としての活動を開始!
サトー式焼玉発動機が分解して展示してあり、私の先祖が開発した発動機には焼玉式はないので、珍しくて、スケッチしました。(写真下)
この写真の私が着ている鉛管服は、愛好家の方が作ってくださって、背中には、父が開発した『小林式木炭瓦斯発生機』と『小林式発動機』がプリントしてあります。発動機運転会の際には、喜んで着用させていただいております。
何人かの愛好家の方にもインタビューができ、その方の発動機への情熱や、持ち前の知識と技術を取材でき、とても勉強になりました。
私はこういう方たちからいただいたメッセージを、たくさんの人に知ってほしいと思います。
また、今回、特に、私の目を引いたのは、福岡県筑後市から来られていた末安様所有の「小林鉄工所」製造の石油発動機3馬力でした。横に水揚げポンプを設置して、平ベルトで発動機本体と接続し、ポンプで水を汲み上げていました。ちょっと昔には、農村でよく見られた光景だったねと、牧場の緑を背に、田舎の田んぼや畑を思い起こしました。末安様、取材にご協力いただきまして、ありがとうございました。
実は、「小林鉄工所」は、私の大叔父に当たる方が、
大正11年に私の祖父の「小林兄弟鐵工所」から独立して設立した鉄工所なのです。
「小林鉄工所」製造の発動機は、九州ではこれ一台しか確認されていない貴重な品だそうです。大切にしていただいて、ありがとうございます。
最後に、阿蘇の運転会を主催して、お世話をして下さった鞭馬さんに心から感謝致します。
本当にありがとうございました。(写真下:鞭馬さんと私と、「小林鉄工所」製石油発動機3馬力)
次は、9月30日(土)、高知県立室戸高等学校で開催されます、発動機運転会にいきますので、よろしくお願いいたします。