2013年 09月 17日
【レストア特集】ストロング発動機(昭和9年製)の修理編②
~ストロング発動機の修理②~
前回①につづき、年代物発動機『ストロング4馬力(520回転/昭和9年製)』の修理模様をご紹介します。
(写真下2枚:真っ赤に錆びた状態のカムギァーのシャフトに少し熱を加えて、何とか抜きました。シャフトはまだ良い状態ですが、カムギァーは錆びがひどい状態で、ギァーも欠けた所があり。)
(写真下:ヘットのバルブも抜けましたが、錆びでご覧のように良くない状態でした。)
(写真下:この様に錆で酷い状態のピストンを抜く作業は、夏の暑い時期が適していて、本体を上にして油を200ccぐらい注い注入して3日間置くと、作業しやすくなります。今回はピストンが前の方で止まっていて、ライナーの後ろ側が錆びがひどく、後ろ側には抜けないため、前側に抜く事にしました。あらかじめライナーを少し予熱して、前後に少しずつ動かして油を浸透させながら、タイミングよく引くと割合楽に抜けました。)
(写真下:ピストンを抜くと、ライナーの後ろ側も錆びがひどい状態でした。この錆を綺麗に取り除く必要があります。)
つづきは③をお楽しみに~。